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2022年9月16日金曜日

21.岡山県でも昔からみかん作っているんです。新規就農するまでの道のり~急がば回って1600日~

もんしーファーム代表の津田です。岡山県というと桃と葡萄のイメージが強いと思いますが、実はみかんの栽培も盛んだった時期があります。

1960年頃における岡山のみかん栽培面積は181ha(東京ディズニーランド約3個分)、生産量が1770tであり、1975年になると栽培面積は663ha、生産量が9740tと、一番のピークを迎えます。その後、徐々に生産量は減っていきまして2005年では栽培面積は150ha、生産量が1550tとなりました。そして、現在ではみかん選果場もなくなったと聞いています。

今治の青果卸売さんを見学した翌日、農業フェアで知り合った岡山県農林水産部の方を通じて、岡山県倉敷市にあるみかん農家さんを訪ねました。こちらは1955年頃からみかん栽培をされており、現在は約1.4haの面積を持つ岡山でも屈指のみかん農家さんでした。

香川県のみかん農家さんと似ている点があり、独自の栽培技術を持っていたり、みかんやレモンを色々な加工品にしていたりと営業販売の方に力を入れていると感じました。この時に頂いた摘果みかん(間引きのみかん)は甘みもあって大変美味しかったです。

景観が面白く、みかん園の南側には児島湾の工業地帯が見え、北側は倉敷の美観地区の方まで見えるという田舎を感じさせないみかん園でした。園主さんも岡山県の職員をされながらの兼業農家に近い形でしたが、ゆくゆくは専業農家になると仰っていました。

こちらのみかん農家さんは後日、何度もお邪魔することになり、また近くの美味しいお蕎麦屋さんも紹介していただきました。


2017年、30歳の夏に転職をすると決めてから、2022年に認定新規就農者になるまで。~360日目~。