もんしーファーム代表の津田です。都道府県や地域によって、農業に対する意識の違いはあります。都道府県では農作物生産量が多い所ほど農業に対する意識が高く、行政も力を入れて支援を行っています。逆に市町村においては地域の特産品を作っている所に対して、行政も力を入れて支援を充実を行っています。
農業に力を入れている所ほど農業が身近にあるという点もありますが、新規就農がしやすいかどうかは別だったりします。
中四国においては岡山県が農作物生産量が一番多いこともあり、農業における支援が充実していると感じます。例えば、農業研修ができる農業大学校・三徳園や、新規就農支援のオリエンテーションツアーがあり、農業に足を踏み入れやすい環境が整っています。また岡山県独自のおかやま有機無農薬の認証もあり、色々な価値観を持って農業ができることを感じました。
そのためか三徳園で行われた岡山県新規就農セミナーの参加人数の多さには圧倒されました。この時のセミナーは大阪の農業フェアと似ており、それぞれの地域ごとのブースがあって、担当者と話をするような形式でした。そしてもちろん岡山県ではみかんの生産量自体も少ないため、担当者の方から言われるのは、「みかんはサブとしてやりながら、ほかの主となる作物をやりましょう。」ということでした。
全国のみかん産地を巡った所では出てこない話でしたので、岡山県でのみかんの立ち位置がわかった印象でした。岡山県の現状をさらに詳しく知るために、前述のオリエンテーションツアーに3件申込を行いそれぞれの地域状況を見ることにしました。
2017年、30歳の夏に転職をすると決めてから、2022年に認定新規就農者になるまで。~400日目~。